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代表:寺村 淳(東京大学法学部卒、日本製鉄勤務17年)
弊所執筆による契約実務および契約書条項などに関する書籍(著書)のご案内です。
※ ビジネス法務、ビジネスロージャーナルの解説記事は→こちら(解説記事)のページをご覧ください
株式会社アルク刊。税込1,944円
(1刷、2刷には修正箇所があります。→ こちらをご覧ください。)
本書は「英語そのもの」により明確に照準を合わせた英文契約の解説本です。
経済のボーダーレス化が加速するなか、企業が避けて通れないものは、何と言っても英語の問題でしょう。
交渉のための英会話も必要でしょうし、インターネットなどに溢れる情報を素早くくみ取る速読のスキルも必要となります。
しかし、これまで外国企業との取引があまりなかった企業にとっては、英語の契約書を正しく理解し、リスクを減らし、あるいはリスクを固定化して国際事業を展開していくことが緊急かつ重要な課題になっていると思います。
契約書は、当事者の権利と義務を定めたものであり、商売である限り、そこには必ずリスクが存在します。
これは、国内取引においても国際取引においても基本的に変わるところはありませんが、英語のネイティブではない日本人が、英文契約とそこに潜むリスクを正しく理解することは、多くの未経験の企業にとっては相当の困難があると思われます。<
本書は、上記のようなこれまで国際取引や英文契約にあまり関わってこなかった方、英語があまり得意ではない方などを念頭におき、その最初のステップとして作成されたものです。
これまで、既に多数の英文契約に関する実務書が刊行されていますし、これらの多くにも日英対訳が書かれています。しかし、対訳のみでは、英文を細かく分析して読むことなく、とりあえずその訳文を読み、それに続く法律的な解説を読んで、英文条項が「分かったような気になってしまう」という問題があるように思います。
英文契約の内容を正しく読み取っていくためには、英語の構文をひとつひとつ把握しながら、じっくり読み込むことが必要です。
ただ、英文契約は、その一般的な強面のイメージとはうらはらに、そんなに難しいものではないと思います。一度そのパターンに慣れてしまえば、現代作家の刑事小説などよりずっと簡単だと思われるのです。確かに、単語や慣用句に見慣れないものもありますが、ビジネス英語会話で用いられている慣用表現に比べれば、はるかに限定されています。従って、構文を含めて英文契約の各条項をじっくり検討する機会さえあれば、多くの方が英文契約を読むことができるようになると思います。
本書は、以上を念頭に置き、英文契約に対する「強面」のイメージを払しょくし、実際の英文契約に自信を持って取り組んで行くための端緒となるよう、英文自体・構文自体の説明に可能な限り沢山のページをさきました。
諸先輩の書かれた類書が既に多数出版されている中敢えて本書の執筆を引き受けたのも、上記の理由によるものです。
本書は、これまでご依頼頂いた仕事によって得させていただいた知識・ノウハウの集大成であり、本書により少しでも読者の英文契約実務のお役に立つことができれば、望外の喜びと存じます。
・総合法令出版刊。税込1,512円
「契約書の内容に何を織り込むか、どのように変更するか、などという点については、単に契約書式を見るだけではわかりません。逆に、契約条項の本質的な意味を理解すれば、誰でも契約条項を作ったり修正したりすることが出来ると考えています。
私は、企業の中で、毎日毎日何件もの契約を起案したり審査したりしてきました。特に、ソフトウェア開発契約のような非常に難しい契約を数多く見てきました。
本書は、上記のような考えのもと、典型的な書式だけを掲載したうえで、その各条項の意味について出来るだけ応用の効くように解説致しました、前著「これで納得!契約書のつくり方」の改訂新版です。
なお、改訂にあたり、「これで納得!契約の基本」の記述も一部取り入れるとともに、新たに多くの図版を採用しました。
本書を読んでいただければ、契約というものに対する考え方や修正のポイントがわかるようになり、契約に関する応用力を養うことができると考えています。
前著と同様、一人でも多くの方が、本書を活用されて契約というものに親しみを感じてくれるようになることを、著者として祈って止みません。」
・総合法令出版刊。税込1,512円
「契約は、大根を買ったり、CDプレーヤーを購入したりといった日常生活で、実は大変数多く交わされています。しかし、通常は問題が起きないと意識しないものです。
大根を買う場合には、たとえ問題となっても大したことはありませんが、CDプレーヤーやDVDレコーダーなどに至っては、故障したときなど、契約条件がどうなっているか、実は大変大きな問題になり得ます。
本書は、契約を出来るだけ身近に感じていただくことを主眼とし、契約の考え方、契約条項の基本的な意味などを可能な限り噛み砕いて説明致しました。
また、インターネット取引についてや、消費者保護のためのクーリングオフ、消費者取消権などの制度についても、かなり詳しく触れています。」